「思春期のわが子にどう伝える?大切なカラダとココロ 」
助産師による思春期の健康教育 (保護者向け)
小学生高学年・中学生・高校生の保護者さんがご参加くださいました
子どもへの関わりの中で大切なメッセージを根底に起きつつ、「包括的性教育」の大切な視点である科学的に・肯定的に・多様性を学びながら、ご参加くださったみなさんと思春期の子どもの変化と関わりを学びました
今の子ども達はインターネットも、携帯も身近なものです。ただ、正しい情報なのか架空の情報なのかそれを見分ける力はまだ育ちきっていません。その力は自分や相手の心と体を大切に扱うことを知っている子ならば時間をかけて育ってゆくものです。間違った情報を周りに聞けない=相談できないために信じてしまう子ども達もいるのです。
性教育は本来乳幼児からおうちで何気ない会話の中で取り組めるものです。「でも、伝え方が分からなかった」「恥ずかしくて言えなかった」大人になった私達も性に対してハードルを感じることがありますね。
これは私達が受けてきた性教育の背景や性をタブー視してきた文化、あふれる性の情報による性に対する価値観の誤りなどが絡んでいます。
講座のあとは、ご質問をお受けしながらお互いの体験を共有したり、学びを深める時間を+プラス。
聞くだけではなく、話す(放す)ことでまた、学びを深めることができ、他者と共有することもできます。
私自身も親としてわが子への願いは、子どもが自分の体と心を肯定的に受け止められ大切にしながら、自分らしく、人生の選択肢を選んでゆけることです。思春期だから遅いということはありません今日からでも。
ご参加くださったみなさま、会場のはぐはぐさん本当にありがとうございました(^-^)
↓↓↓ご質問&シェアやアンケートより一部抜粋いたします
○女性の体の仕組みはもちろん、男性の体の仕組みは特に勉強になりました。これから息子が思春期を迎えるにあたり先に知れてよかったです。
○もっと学校でも教えてもらえるようになるとよいと思いました。
○息子に私から言えそうにないそのときにはどうしたらよいでしょうか→第2次性徴を迎えていれば、親子であっても「異性」と認識しはじめ「不快」な感情をうけることもあります。同性の親や兄弟から伝えること。そのときの伝え方を共有しました。
○具体的な声(肯定的な)をかけれそうな言葉を知れてよかった
○性行為・避妊について・コンドームについて声をかけいくことの言葉がけや考え方の共有をしました
○子どもが生理をうっとおしく思っている。また今時点では子どもは産まないと言っている。その際の子どもへの声かけはどうしたらよいのか(生理を肯定的にとらえられるにはどうしたらよいか)→女性が妊娠する、出産するということも他者の価値観をおしつけられるものではなく、その子が自分らしく人生の中で選択してゆけるように見守る姿勢が大切です。思春期の変化や月経に対しては気持ちも追い付かない時期もあります(また、多様な性があることも念頭に)。親は「そんな気持ちなんだね」と共感を表しながら、子どもが求めるときにはナプキン以外のタンポンやピル使用の方法や情報を共有したり、親への反抗心もある時期なのて、子ども自身が自分でまずは「知ること」ができるように(知ることは性や性器へ向き合うことへ繋がります)月経アプリなどで自分の体の様子と向き合いながら、自分の体を素晴らしいな・愛おしいなと思う気持ちの変化が時間をかけて沸き上がるか長い目で見守ってみることはいかがでしょうか。
○ピルを使ったことはないのだけれど、ピルのことが以前の認識と違い 身近なものになっていると感じました。
○生理の量が自分も多いので受診してみようと思いました。
○兄弟間の年齢差が大きく、家の中でも性のことを誰かが言ってきたときにそのままみんなの中で話している。今日の包括的性教育で聞いたように段階を経ながらはできていないけれどよいのでしょうか→ 親自身が性のことをまず肯定的に受け止めていると子どもは聞けます(=相談ができます)。親が当たり前のこととして(恥ずかしいことや、汚いことではない)表現できていることで、段階を経ながらでなくとも、家族みんなの中で巡りながら性のお話が肯定的に受け止められているのではとおもいます。
○恥ずかしさが強く話せないと思っていた内容のお話が聞けてよかった。子ども自身も自分の体の変化を友達とも比べて感じているようです。思春期以前から心のケアをもう少しできたらと思いつつ、今後子どもと向き合って性のことを話していきたいと思いました。
○知識として知っていても説明する・教えることは少し難しいと感じます→まずは口に出してみることもオススメします。子ども相手ではなく自分だけで例えば「月経」などのしくみを言葉として話してみます。1人ブツブツ・・と(^-^)。経験してみると不思議と少しづつ言うことができるようになります。
などのご意見やご感想ありがとうございました。今後へとまた繋げてゆきます。
性教育が子ども達そしてご両親にとってももっと身近になることを願ってお伝え・共有させていただけたらと想っています。
個人のご依頼または、少人数お友達同士、事業所などでのご依頼もご相談ください。
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